2010年1月27日水曜日

日本の男はなぜエスコートができないか!

いや、私が言ったんじゃありません!
私のまわりの女性達が集まって話している時に盛り上がった話題がこれ。
どうやらデートの時に、かなり不愉快な思いをしているようで、具体的に書くことは差し控えますが、男性のみなさま、女性達はけっこう普段の扱われ方に不満をもっているようです。

もちろん、欧米のように必ずドアを開けて待っていたり、クルマに乗るときにドアを開けてくれたりなど、映画でよくみかけるような欧米風のエスコートまでは求めていないという声も多かったのですが、おそらくちょっとした気遣いが足りない! どうやらそういうことが、ちりも積もって山となっているみたいですね。

さて、そんな日本の男性と比較対象になっているのが、おそらく欧米の男性のレディーファーストの精神や態度でしょう。ちなみに、英語でいうと、Ladies first と "s" がつきます。

私自身のアメリカでの生活を振り返って考えると、たとえばドアを開けたりなどは、女性に対してだけでなく、男性に対してもふつうにしていました。先にドアにたどりついた人が、後から来た人のためにドアを開けて待っているのです。

また、"After you." という言葉もよく聞きました。「お先にどうぞ」という意味です。ドアやエレベータなど、ありとあらゆるところで、先に人を通したり、乗せたり、道を譲ったりなどするときに、言ったり、言われたりします。

また、マナーとはちょっと違いますが、人とすれ違ったときなど、まったく見知らぬ人でも目があったらほとんどの場合、会釈をしたり、にっこり笑ったり、"Hi"と挨拶したりということが普通でした。もちろん大都会に行くとちょっと頻度は違ってきますが、それでもお店などで目があったりすると、挨拶したりします。

日本では、ほとんどの場合、人と目を合わせることは避けますよね。わざと目を合わせると、すっと目をそらされてしまいます。微笑みかけると、たいていは変な人になってしまう...!習慣の違いですから、仕方がないですが。

実は、友達にいつも呆れられますが、私はけっこうどこでも知らない人にも気軽に話しかけて、あちらこちらで友達をつくってしまうのですが、これってきっとアメリカでの経験が影響しているのかもしれません。

欧米のエスコート文化の背景には、人との距離が近い、あるいは日本と違った距離感があるということがあるかもしれません。

また、アメリカなどでは、子供の頃から、ちょっとドレスアップして出かけるパーティがあったりします。そこで、マナーや異性の扱いを学んだりします。特に、高校卒業時のプロムは映画でもよく出てくるので、ご存じかと思いますが、必ず男女ペアで参加するパーティで、男の子はパートナーの女性を家まで迎えにいき、終わった後はしっかり送り届けます。当然親と顔を合わせる訳ですから、マナーなどもきちんとしてないとちょっと後からまずいことになります。

大学でもこういったパーティはよく開かれています。最近は、ちょっとカジュアルになる傾向があるかもしれませんが、大学がバックアップして、Student Body / Student Government (生徒の自治会)が主催するものは、私が行っていた大学でも、しっかりドレスアップしていくものが多かったと思います。

大人になってからもよくパーティがあって、男女ペアという条件がほとんどですから、エスコート術をマスターしていることが必須です。

たぶん、日本人の男性がエスコートが苦手なのは、単にそういう、ドレスアップするパーティ等の機会がないからということが言えるかもしれません。

そのうち、「男を磨く英会話」というのをやってみようかなと計画中です。英語を学びながら、エスコート術も身につく、そんな英語講座。日本男性、頑張りましょうね!

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