2010年2月6日土曜日

英語学習本、迷った時はここをチェック!

英語学習本マニアの英会話ナチュラ・リングア横浜です!
あ、片っ端から買うという意味ではありません。常に新しいものがでると、必ずチェックはします。もちろん仕事柄必要だということもありますが、英語学習を仕掛ける側として、けっこう勉強になることが多いので、どんなコンセプトやメソッドが元になって書かれているのか、どんな新しいアイディアが盛り込まれているのかなどをみます。

実は、これは昨日投稿するつもりで書いていたのですが、トヨタのリコール関連の 英語のTweetの激しさに対して、日本のメディアの暢気さがあまりにも際だったので、そっちを一気に書いてアップしてしまいました。

というわけで、今日は英語関連です。

さて、昨日は、ちょっと時間があったので、大きい本屋さんに行き、語学のコーナーの本を片っ端からチェックしてみました。月1回くらい、こうして語学本をみていますが、毎月どんどん新しい本が加わって、書店に来るお客さんは、かなり迷ってしまいますね。

もちろん、売れ筋の本は、平積みになっていたり、面陳列(本の表紙を見せて陳列)されているので、これを中心に見ていくと、今の流行みたいなものが分かります。でも、それ以外にもいい本ってけっこうありますよ!

今日、チェックした本で、これは役に立ちそうな本、面白いなと思った本、コンセプトや学習方法が共感できた本などをいくつか挙げてみます。

著者は英訳の翻訳者。Amazon の紹介では「目からウロコ」とありますが、著者が紹介している、自分が書いた英文を Google で検索かけてチェックをするというのは、私もですが、翻訳者ならけっこうやっています。すごく使える方法なので、ぜひ本で確かめてみてください。

(2)総合英語Forest 6th edition 石黒 昭博 (監修)
文法の解説書で、基本的には高校生向けの受験参考書ですが、社会人の英語再入門にも活用できます。高校時代の勉強を思い出しながら勉強できるので親しみ安いかもしれません。でも、どちらかというと中級者向けでしょうか。TOEIC学習用にの文法知識の整理をするのにはいいかと思います。

(3)All in One 高山英士(著)
使われている英語の例文は中級向けです。特に気に入ったのは、例文には英語のまとまりごとにスラッシュが入っていて、訳文も英語の順番でスラッシュごとに日本語が添えられていること。つまり英語の語順で理解するための仕掛けがあることです。

(4)英語で手帳をつけてみる 石原真弓(著)
実を言うと、大学生の時に24時間すべてを英語で生活してみる!という課題を自分に課して、1ヶ月くらい続けたことがあります。その時に最初にやったのが、手帳を英語でつけるということ。英語を使う機会がなかなかないという方、ぜひこの本を参考にしてチャレンジしてみることオススメします。「英語」を学ぶのではなく、「英語」で○○する、という勉強方法が一番力がつきます。同じ著者で、英語で日記を書いてみる−英語力が確実に UPするもありますが、こちらもオススメです。

(5)書く英語・基礎編 松本亨(著)
私が生まれる前の年(1962年)に出版されて、今でも書店にいけば必ず手に入るという超ロングベストセラー。いろいろ新し英語のライティングの本はありますが、なかなかこの本を超えるものは出てこない気がします。

【おまけ】

英語の学習法について書かれた本で、私に大きな影響を与えた本があります。でも、もう絶版で書店では手に入りません。ブックオフで見つけたら(100円で売られていたりする... Amazon では中古で1円!)ぜひ購入をお勧めします。私もこの間3冊目を買いました。

タイムを読む 講談社現代新書 松本道弘(著)
これ、復刻してくれないかな...

この本に出会って、本で松本氏が勧めるとおりに TIMEの速読を高校生から始めて英語の力を磨いてきました。けっこう読めるようになったなと思うまで7年かかりましたが...
でも、この本がなかったら、その後のアメリカ大学院留学も、通訳や翻訳の仕事も、大学教員の仕事も、英会話ナチュラ・リングア横浜も、すべてなかったかも... そう言っても過言ではない、恩人です。



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